トレーニングで疲れを解消するという新しい習慣
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2025 / 12 / 12
最終更新日:2025年12月12日

こんにちは☀️
パーソナルジムBEYOND戸塚店トレーナー馬場です!🐎
「最近ずっと疲れている気がする」など、こうした慢性的な疲れを感じている方は非常に多く、パーソナルジムの現場でもほぼ毎日のように耳にします。
そして多くの方が口を揃えて言うのが、「疲れているから運動はできない」という言葉です。
本記事では、「なぜトレーニングで疲れが取れるのか」をできるだけ分かりやすく解説していきます。
目次
1.現代人が感じている疲れの正体

それは“体力不足”ではなく、現代人特有の疲れ方かもしれません
まず理解しておきたいのは、現代人が感じている疲れの多くは、肉体的な使いすぎによるものではないという点です。
長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用、移動の少ない生活が続くことで、身体は同じ姿勢のまま固まり、筋肉は本来の働きを失っていきます。
筋肉は動くことで血液を循環させるポンプの役割を果たしています。
しかし動かさない時間が長くなると血流は滞り、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなります。
その結果、老廃物が溜まりやすくなり、身体は常に重だるさを感じる状態になります。
これが、特に大きな運動をしていないのに「なぜか疲れている」という感覚の正体です。
つまり、疲れの原因は「頑張りすぎ」ではなく、「動かなさすぎ」であるケースが非常に多いです。
2.トレーニングをすると疲れが取れる理由

トレーニングで疲れが解消される最大の理由は、血流の改善にあります。
筋肉を動かすことで血液循環が促され、溜まっていた疲労物質が流れやすくなります。これにより、身体の内側からスッと軽くなるような感覚を得られることがあります。
血流が促進される
トレーニングで筋肉を動かすと、筋肉はポンプのような役割を果たし、血液の循環を一気に高めます。
血流が良くなることで、筋肉や関節に溜まっていた疲労物質が運び出されやすくなり、新鮮な酸素や栄養が身体の隅々まで届くようになります。その結果、重だるさや身体の詰まり感が解消され、「身体が軽くなった」と感じることが多くなります。
特にデスクワークや長時間同じ姿勢が続く生活では、血流の滞りが疲れの大きな原因になっているため、軽いトレーニングでも十分な回復効果が期待できます。
身体の緊張が抜ける
疲れを感じているとき、筋肉は無意識のうちに力が入り、硬くなっています。
この状態が続くと、常に力を使っているのと同じ状況になり、余計に疲労を感じやすくなります。
トレーニングによって筋肉を動かすと、収縮と弛緩が繰り返され、固まっていた筋肉が少しずつほぐれていきます。
筋肉の緊張が抜けると、身体を支えるために使っていた無駄なエネルギーが減り、結果として疲れにくい状態に変わっていきます。
これはマッサージ後に似たスッキリ感が得られる理由の一つです。
自律神経のが整う
現代人は、仕事や人間関係、情報過多の影響で交感神経が優位になりやすく、常に緊張した状態で生活しています。
この状態が続くと、身体は休みたくても休めず、疲労が抜けにくくなります。
適度なトレーニングを行うことで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、運動後にはリラックスモードに入りやすくなります。
これにより、心身ともに落ち着きやすくなり、慢性的な疲れの解消につながっていきます。
呼吸が深くなる
トレーニング中は自然と呼吸が深くなり、普段より多くの酸素を取り込むようになります。
酸素はエネルギーを作るために欠かせない要素であり、不足すると身体はすぐに疲れを感じます。
浅い呼吸が続く生活では、知らず知らずのうちに慢性的な酸素不足に陥っていることもあります。
運動を通じて呼吸が深くなることで、全身の細胞が活性化し、疲労回復が進みやすくなります。
特に呼吸を意識しながら行うトレーニングは、疲れを取る目的に非常に効果的です。
睡眠の質が向上する
トレーニングを習慣にすると、「寝つきが良くなった」「朝の目覚めが違う」と感じる方が多くいます。
これは、適度な運動によって身体が自然な疲労を感じ、深い睡眠に入りやすくなるためです。
睡眠中には、筋肉や神経の修復、ホルモン分泌など、回復に欠かせない働きが行われます。
睡眠の質が上がることで、疲労が翌日に持ち越されにくくなり、「疲れが取れやすい身体」へと変わっていきます。
3.疲れを解消するトレーニングと、疲れを溜めるトレーニングの違い

ここで重要なのは、どんなトレーニングでも疲れが取れるわけではないという点です。
やり方を間違えれば、運動は疲労を増やす原因にもなります。
疲れを解消するトレーニング
疲れを解消するトレーニングは、「鍛える」よりも「整える」ことに重きを置いています。
強度は決して高くなく、動作中も呼吸に余裕があり、終わったあとにスッと身体が軽くなる感覚が残るのが特徴です。筋肉を無理に追い込むのではなく、血流を促し、固まっていた筋肉を動かしてあげるイメージに近いと言えます。
このタイプのトレーニングでは、身体の大きな筋肉をゆっくり動かすことが多く、特に下半身や背中、肩甲骨周りを意識することで全身の巡りが良くなります。
動作の中で呼吸が深くなり、自律神経が整いやすくなるため、精神的な疲れまで軽減されることがあります。
重要なのは、「まだできそうだけど、ここでやめておく」という感覚を大切にすることです。
この余力がある状態で終えることで、トレーニング後から回復に向かうスピードが早まり、翌日に疲れを残しにくくなります。
疲れを溜めるトレーニング
一方で、疲れを溜めてしまうトレーニングは、常に限界を目指す内容になりがちです。
動作が雑になっても回数をこなそうとしたり、呼吸が乱れているのに無理に続けたりすることで、身体は強いストレス状態に入ります。
このようなトレーニングは、体力や回復力が十分にあるときには効果的な場合もありますが、疲れが溜まっている状態で行うと逆効果になることが少なくありません。
特に注意したいのは、「毎回全力でやらないと意味がない」と思い込んでしまうことです。
この考え方が続くと、トレーニング自体が身体を回復させるどころか、疲労を上乗せする行為になってしまいます。
結果として、睡眠の質が下がったり、日常生活でのだるさが抜けなくなったりします。
4.疲れている人ほど意識してほしい運動の考え方

疲れを感じている方にこそ大切にしてほしいのは、「鍛える」よりも「整える」という視点です。
身体を大きく動かしながら、呼吸を止めず、リズムよく動かすことで、筋肉と神経は少しずつ本来の働きを取り戻していきます。
特に下半身を動かすトレーニングは、疲労回復において非常に重要です。下半身には全身の筋肉量の多くが集まっているため、脚を動かすだけでも血流改善の効果は大きくなります。軽めのスクワットや、股関節を大きく動かす運動は、疲れている日でも取り入れやすい方法です。
また、肩甲骨や背骨周りを動かすトレーニングも、現代人の疲れには欠かせません。長時間のデスクワークで固まりがちな上半身を動かすことで、肩こりや首の重さが和らぎ、結果として頭の疲れまで軽くなることがあります。
5.「休むだけ」では疲れが取れない理由

疲れを感じると、「今日は何もしないで休もう」と考える方は多いですが、慢性的な疲れの場合、完全な不活動は回復を遅らせてしまうことがあります。
もちろん、体調不良や明らかなオーバーワークのときは休養が最優先ですが、日常的な疲れに対しては、軽く身体を動かすほうが回復につながるケースが多いです。
身体は動かすことで循環が生まれ、整うようにできています。
何もしなかった日よりも、軽く身体を動かした日のほうがスッキリ眠れた、という経験がある方も少なくないはずです。
それは偶然ではなく、身体の仕組みに合った自然な反応です。
6.パーソナルトレーニングが疲労回復に向いている理由

パーソナルトレーニングは、「追い込むためのもの」というイメージを持たれがちですが、本来はその人の状態に合わせて内容を調整できることが最大の価値です。
疲れているときには、無理に負荷を上げる必要はありません。
可動域を広げる運動や、呼吸を整えるトレーニングを中心に行うことで、身体を回復方向へ導くことができます。
自己流では「これで合っているのか分からない」「やりすぎていないか不安」と感じやすいですが、プロのトレーナーが客観的に状態を判断することで、安心して身体を任せることができます。
実際に、疲労感が強く運動を避けていた方ほど、定期的なトレーニングを始めてから「前より疲れにくくなった」と感じるケースは非常に多いです。
7.トレーニングは疲れた人のための回復手段

トレーニングは、体力に余裕がある人だけのものではありません。
むしろ、疲れを感じている人こそ、正しい方法で取り入れる価値があります。
重要なのは、今の自分の状態を正しく理解し、それに合った運動を選ぶことです。
疲れを感じているのは、身体が弱いからではなく、助けを求めているサインでもあります。
そのサインを無視するのではなく、やさしく動かしてあげることで、身体は少しずつ本来の元気を取り戻していくことができます。
8.まとめ

慢性的な疲れに悩んでいる方ほど、「運動=しんどいもの」という固定観念を手放してみてください。
トレーニングは、追い込むためだけのものではなく、整え、巡らせ、回復させるための手段にもなります。
疲れを溜め込まない身体づくりは、日常の質を大きく変えてくれます。
もし「何から始めればいいか分からない」「自分に合う運動を知りたい」と感じているなら、プロのトレーナーのサポートを受けることは、決して遠回りではありません。
疲れにくい身体を手に入れることは、仕事や生活をより前向きに楽しむための大切な土台になります。
8.記事の著者

【名前】
馬場 諒
【award】
2022 BEST BODY JAPAN 水戸大会 Finalist
2023 Summer Style Award 東京大会 Stylish guy 5th入賞
Q &Aコーナー

Q1. 疲れている日はトレーニングを休んだほうがいいですか?
必ずしも休む必要はありません。
慢性的な疲れの場合、完全に何もしないよりも、軽く身体を動かしたほうが回復が早まるケースが多くあります。


Q2. 運動すると逆に疲れが強くなるのはなぜですか?
トレーニングの強度や内容が、今の身体の状態に合っていない可能性が高いです。
疲れが溜まっている状態で高強度のトレーニングや限界まで追い込む運動を行うと、回復が追いつかず、疲労が上乗せされてしまいます。


Q3. 疲れを解消するためのトレーニングは、どれくらいの強度が適切ですか?
目安としては、「もう少しできそうだけど、ここでやめておこう」と感じる強度です。
息が上がりすぎず、呼吸を止めずに動けることが重要です。


Q4. 筋肉痛がある日はトレーニングしないほうがいいですか?
強い痛みがある場合は無理をしないほうが良いですが、軽い筋肉痛であれば、回復目的のトレーニングを行うことで楽になることもあります。血流を促すような軽い運動や、可動域を広げる動きは、筋肉の回復を助ける場合があります。

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https://beyond-totsuka.com/news/2023/3358/

