パーソナルトレーナーが教える「ミネラルの重要性」~体水分量と健康・ボディメイクに与える影響~
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2025 / 07 / 07
最終更新日:2025年7月7日
こんにちは☀️
パーソナルジムBEYOND戸塚店トレーナー馬場です!🐎
本日は、、、
健康やダイエット、ボディメイクの世界ではよく「PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)」が注目されています。
ですが、その裏で軽視されがちなのが「ビタミン」と「ミネラル」です。
特にミネラルは、目に見えにくく摂取量の感覚がつかみにくいため、意識されることが少ないのですが、実は私たちの体の水分バランス・代謝・筋肉の機能・神経伝達など、あらゆる場面で欠かせない栄養素になります。
今回は、5大栄養素の一つ「ミネラル」について、どんな働きがあるのか?
なぜ体水分量の維持に関係しているのか?
不足するとどんな不調が起こるのか?
筋トレ・ダイエット中に意識すべき理由などを詳しく解説していきます。
目次
1. ミネラルとは?
ミネラルとは、体内では合成できず、食事から摂る必要がある無機質の栄養素です。
主要なものは以下の2つに分類されます。
・必須ミネラル(16種)
体にとって必要不可欠とされるミネラルです。
【多量ミネラル】(1日100mg以上必要)
• ナトリウム
• カリウム
• カルシウム
• マグネシウム
• リン
• 硫黄
• 塩素
【微量ミネラル】(1日100mg未満)
• 鉄
• 亜鉛
• 銅
• ヨウ素
• セレン
• クロム
• モリブデン
• マンガン
これらは、ほんの少しの量でも身体の代謝・電解質バランス・酵素活性・免疫調整・ホルモン合成などの重要な役割を果たしてくれます。
2. ミネラルと「体水分量」の関係とは?
「体水分量」とは、体内に含まれる水分の総量で、体重の約55〜65%を占めています。
水分が不足すると代謝が低下し、筋肉も張りを失い、ボディラインやパフォーマンスに直結してしまいます。
水分=ただの「水」ではなく、体液(水分)は「電解質(水に溶けたイオン)」を含んでおり、ミネラルの存在が欠かせません。
・代表的な電解質ミネラルと役割
ミネラル | 主な役割 |
ナトリウム | 体液の浸透圧維持、筋肉の収縮、神経伝達 |
カリウム | 細胞内の水分調整、むくみ予防、心拍調整 |
マグネシウム | 神経の興奮抑制、筋肉の弛緩、水分保持 |
カルシウム | 筋収縮、神経伝達、骨の健康 |
塩素 | 胃酸生成、消化サポート、ナトリウムと連携 |
これらのミネラルは体液に溶け込んで、体の水分を適切な場所に保持・移動させる役割を果たしています。
3. ミネラルが不足するとどうなるのか?
トレーニングやダイエット中にミネラルが不足すると、以下のような症状が起こりやすくなります。
・脱水症状
ナトリウムやカリウムが足りないと、体の水分保持能力が低下してしまいます。
ただ水を飲んでも吸収されず、逆にむくみやすくなります。
・筋肉のけいれん・つり
マグネシウム・カリウム不足により、筋肉の収縮や弛緩がうまく行われなくなり、手足のけいれんや体がつったりしてしまいます。
・疲労感・だるさ
ミネラルは酵素やエネルギー産生にも関わっており、代謝の滞りは慢性的な疲労を引き起こすことがあり、疲労感やだるさの原因になる場合もあります。
・むくみ・体重増加
カリウム不足で体外へのナトリウム排出が減り、水分が細胞外に溜まってむくみやすくなります。
結果体重も増えたり、見た目も太って見えてしまいます。
・体水分量の減少=筋肉の見た目ダウン
筋肉は水分を多く含む組織です。
水分が不足すれば筋肉の張りがなくなり、体のラインもしぼんだように見えてしまいます。
4. ミネラルが重要な理由4選!
ボディメイクを目指す方にとってもミネラルは不可欠になります。
・発汗によるミネラルの損失
トレーニングで汗をかくとナトリウム・カリウム・マグネシウムなどが失われます。
→ 回復ドリンクや経口補水液(OS-1など)も有効です。
・ 高タンパク食による負担増加
高たんぱくな食事は腎臓や肝臓に負担がかかるため、水分とミネラルのバランスが非常に重要となります。
・ 利尿作用のあるサプリの併用
カフェインやL-カルニチンには利尿作用があり、ミネラルが尿とともに排出されやすくなるため注意が必要です。
・ 体内のエネルギー代謝のサポート
鉄は酸素運搬とATP産生に、マグネシウムは300種以上の酵素反応に関与します。
そのため減量中でも「元気でパワフルに動くため」には重要なミネラルです。
5. ミネラルを多く含む食品と摂取のコツ
・ 主なミネラルを多く含む食品
ミネラル | 食品例 |
カリウム | バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも |
ナトリウム | 食塩、味噌、漬物(摂りすぎ注意) |
カルシウム | しらす、小松菜、豆腐、乳製品 |
マグネシウム | 納豆、玄米、ナッツ類、海藻 |
鉄 | レバー、赤身肉、あさり、卵 |
亜鉛 | 牡蠣、牛肉、卵、かぼちゃの種 |
・効率よく摂取するコツ
例)
• サラダチキン+海藻+ナッツトッピング
• プロテインドリンク+バナナ
• 味噌汁に豆腐・わかめ・小松菜
※バランスよく「少量ずつ複数の食品」から摂るのが良いです。
6. サプリメントで補うのはアリ?
ミネラルは基本的に食事から摂取することが推奨されますが、以下のケースではサプリメントの活用も有効です。
◯活用が効果的な人
• 減量期中で食材が制限されている方
• 汗を大量にかくトレーニングをしている方
• 朝起きたときに脚がつりやすい方
• 筋肉の張りや体水分量が減っていると感じる方
◯ おすすめのアイテム
• マルチミネラルサプリ
• EAA+電解質入りパウダー
• 経口補水液(ポカリよりOS-1が理想)
• マグネシウムオイル
7. 実際の指導例
ある30代女性は、ダイエットの停滞と「顔のむくみ」「足のつり」に悩んでいました。
体組成計の測定で体水分量が平均よりも低かったため、以下の指導を実施しました。
• マグネシウム・カリウムを意識した食事
• ミネラルウォーター(硬水)+EAAを毎日摂取
• カフェインの摂りすぎ制限
すると2週間で、
• 朝の顔のむくみが解消
• 足がつらなくなった
• 筋肉のハリ感が復活し、体脂肪率が変わらなくても見た目が引き締まった
ミネラルと水分バランスの改善だけで、ここまで変わりました。
8. まとめ
ミネラルは「見えないけれど、確実に効く」
項目 | 影響 |
水分保持 | カリウム・ナトリウム・マグネシウムのバランスが鍵 |
筋肉の見た目 | 水分が入ることで「パンプ感・ハリ」が出る |
トレーニング効果 | 酵素活性やエネルギー産生に関与 |
健康 | むくみ・けいれん・疲労感・不調の予防 |
最後にボディメイクは「水分」と「ミネラル」の勝負でもあります。
美しい筋肉は、水とミネラルがあってこそ形になります。
「食事はPFCだけ管理してるからOK」では、もったいないです。
むしろ、見た目に直結する水分量の調整こそ、ミネラルの出番。
明日からの食事に、もう一歩“ミネラルの視点”を取り入れてみてください。
9.記事の著者
【名前】
馬場 諒
【award】
2022 BEST BODY JAPAN 水戸大会 Finalist
2023 Summer Style Award 東京大会 Stylish guy 5th入賞
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▼BEYOND戸塚店の過去のブログはこちらから
https://beyond-totsuka.com/news/2023/3358/